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スマホは訪問看護の必需品!モバイル端末の活用例とコストを抑えて導入する方法をご紹介

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スマホは訪問看護の必需品!モバイル端末の活用例とコストを抑えて導入する方法をご紹介
株式会社エス・エム・エス カイポケ訪問看護マガジン編集部

株式会社エス・エム・エス カイポケ訪問看護マガジン編集部

看護師や介護事業所の運営経験者、訪問看護の請求ソフトや電子カルテの導入支援経験者など、医療や介護、訪問看護の現場理解が深いメンバーが在籍。訪問看護ステーションの開業、経営、日々の看護業務に役立つ情報を発信します。

目次

日本国内におけるスマートフォン(以下、スマホ)の所有率は約9割といわれており、一人1台スマホを当たり前に所有する時代です。

そして、医療・介護の現場でもICT化は進んでおり、訪問看護においても同様に、クラウド型電子カルテや勤怠システムといったICTを業務に活用することは主流になりつつあります。

訪問看護ステーションの開業を予定されている方は、電子カルテだけでなく業務用の連絡手段としてスマホの用意を検討されている方も多いかと思います。一方でスマホを用意するにあたって、「どのような場面で必要になるの?」、「セキュリティは大丈夫?」、「コストがかかるのでは?」といった不安をお持ちではないでしょうか。

今回は、訪問看護でスマホが必要な背景や、導入にあたって注意すべきこと、コストを抑えて導入する方法について紹介します。

訪問看護で業務専用のスマホが必要な理由

最近では、仕事にプライベートのスマホを使うこと、いわゆるBYOD(Bring Your Own Device)を取り入れている会社もありますが、訪問看護においては、業務用スマホを導入している事業所の方が多いようです。

それでは、なぜ業務用のスマホが導入されているのか、その理由を見ていきましょう。

1.リモートで業務を行う職員と連絡するため

訪問看護の看護職員は訪問中や訪問前後でステーションを離れている時間が多く、連絡をとれる手段を確保しておくことが必要です。

連絡を取る場合に職員個人のスマホを利用すると通話料や通信料の負担がかかってしまい、トラブルの原因にもなってしまいます。また、個人のスマホを利用する形だと、「職員がスマホを持っていない場合」や「スマホが故障した場合」に連絡が取れなくなってしまいます。

事業所で費用を負担し、端末の管理を行い、連絡を取れる体制を構築するために業務用スマホが導入されています。

2.利用者情報等、個人情報の漏洩を防ぐため

訪問看護では、業務上、利用者の個人情報を取り扱うことになりますので、情報漏洩の防止に努めなくてはいけません。

特に、外出先で電子カルテを使う場合は、利用者の住所や氏名、心身の状況、ケアに関する情報などの個人情報を閲覧できます。それらの重要な情報に対して、セキュリティ対策のレベルにばらつきがある個人のスマホを経由してアクセスすることで、情報漏洩のリスクは高まってしまいます。

事業所として求めるレベルのセキュリティ対策を設定し、情報漏洩に配慮した事業所運営を行うために業務用スマホが選ばれています。

3.職員の精神的負担を減らすため

職員の精神的負担を減らすためにも業務用スマホが必要とされています。

訪問看護では、業務外の時間や休日にチャット等で全体連絡を行うことがあり、個人のスマホを業務連絡に使っている場合、通知が届くことで精神的負担がかかってしまうことがあります。

仕事と休暇のオン・オフの区別をはっきりさせ、職員にしっかりと休息をとってもらうためにも業務用スマホを導入しましょう。

スマホの導入において注意すべきこと

業務用のスマホの導入はメリットが多いものの、利用に関する注意すべき点もあります。

ここからは、スマホの運用に関して注意すべき点を紹介します。

1.紛失による情報漏洩に注意する

スマホの紛失による情報漏洩に注意しましょう!

スマホは「移動中にポケットから落としてしまった」、「うっかりトイレに置き忘れてしまった」といった事例をよく耳にします。紛失に気付いた際、すぐに管理者に連絡し、警察に届出を行うといった初期対応のフローを決めておきましょう。

また、万が一、紛失した場合でも情報漏洩を防ぐために、スマホには必ず暗証番号や指紋認証でロックをかけておきましょう。

2.料金プランに注意する

スマホを契約する際は、料金プランに注意しましょう!

さまざまな企業が、それぞれに特徴や強みを持ってスマホの料金プランを提供しています。データ通信料による料金設定、通話料金の定額制など、事業所の運用予定に合わせたプランを選び、定期的に見直しをしましょう。

効果的なスマホの活用例

業務用スマホを導入すると、実際にどのように業務に活用できるのでしょうか。

訪問看護の業務におけるスマホを活用例を紹介します。

職員同士で連絡を取ることができる

スマホの導入により、職員同士でスムーズな連絡をとることができるようになります。

LINEWORKSやChatworkといった、業務用のチャットアプリ利用するとよいでしょう。職員全体への周知事項についても、メールでは読んだか読んでいないのかリアクションの把握ができないですが、チャットツールであれば職員のリアクションを確認できるので、迅速に報告・連絡できる手段となります。

オンコールで業務用スマホを利用できる

オンコール対応をしているステーションの場合、オンコール番のスタッフが業務用スマホを使って自宅で待機することが可能になります。

また、スマホやタブレットで使える電子カルテを導入することで、オンコール時に利用者の情報をすぐに確認することができるのでとても便利です。

訪問看護の移動や営業活動に利用できる

スマホは移動中や営業活動などでも活躍します。

車や自転車での移動の際に、初めて行く訪問先・営業先は経路が分からず迷ってしまうこともあるでしょう。そのような時にスマホで位置情報確認・経路案内をしてくれるアプリを使えば、適切なルートを示してくれるのでスムーズに訪問先に伺えるようになります。

訪問看護業務に活用できるアプリについてもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

看護記録をスマホで作成できる

スマホとスマホ対応の電子カルテを導入することで、利用者の情報の確認や訪問看護記録の作成もスマホで完結できるようになります。

また、外出先で入力した記録は、他の職員も確認できるため、引継ぎや情報共有がスムーズになります。

業務用スマホを安く導入する方法とは

メリットや活用方法がわかり、「うちのステーションも業務用スマホを導入しよう!」と思っても、業務用スマホはどこで用意したらいいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

特に、開業前の準備で忙しい方や、ステーション運営でなかなか時間を取れない方にとって、スマホの端末や料金プランを細かく調べて、比較するのはとても大変だと思います。

そこで、「初期費用・利用料をできるだけ抑えてスマホを導入したい!」と考えている方に、業務用スマホを安く導入する2つの方法をご紹介します。

1.中古端末を購入し格安SIMを契約する

端末代が安い中古端末と格安SIMを契約するという方法があります。新品のスマホの場合、高いもので15万円ほどする機種も存在しますが、中古スマホであれば数千円で購入できる機種が存在します。

また、端末費用に加え、月々の料金も抑えたい場合には、格安SIMを契約するのが良いでしょう。格安SIMの契約を予定しているのであれば、中古端末を選ぶ際は、通信会社を問わず通信が可能な「SIMフリー」の端末を選ぶと良いでしょう。

2.端末代・月額利用込みのリース契約を行う

端末の購入費用を抑え、端末の不具合が起きた際の管理も任せたいという方は、すべて込みのリースやレンタルで業務用スマホを契約するという方法があります。

新品のスマホを購入する場合と比べると、初期費用を抑えることができます。

コストを抑えてスマホを導入したい方は『カイポケモバイル』がおすすめ!

介護・医療・福祉事業の方限定で利用できる格安スマホレンタルサービス『カイポケモバイル』は、24時間通話し放題で、毎月7GBまでデータ通信が可能です。

アンチウイルスソフトもインストールされたスマホなので、ウイルス対策も万全です!
『カイポケモバイル』は、解約金が一切かからないことから気軽に導入することができますので、定額の業務用スマホをお探しの方は、ぜひご検討ください。

またカイポケモバイルは、『カイポケ訪問看護』を利用していない事業所様もお申込みいただけます
※ただし、『カイポケ訪問看護』を契約している場合はスマホの月額料金がさらに安くなります。

オンライン資格確認対応のスマホ端末をお探しなら『カイポケモバイル プラス』

『カイポケモバイル プラス』では、マイナンバーカード読み取り機能(NFC)付きのモバイル端末をレンタル形式でご提供しています。

初期導入費用(※)にはオンライン資格確認の導入にかかわる補助金を利用することができるので、オンライン資格確認に対応するための準備を進めているステーションの皆様におすすめのサービスです。
※端末の月額費用は除く

詳しくは以下ページよりお問い合わせください。

まとめ

訪問看護にスマホを導入することで、円滑なコミュニケーションをとるための環境を構築でき、業務の効率化につながります。ただし、スマホの紛失等によるリスクもあるため、導入までに安全な運用方法を設定し、職員に共有しましょう。

『カイポケ訪問看護』は、パソコンだけでなく、タブレットやスマホでも看護記録の作成等、電子カルテの機能をもつ便利な請求ソフトです。利用者がどれだけ増えても月額利用料は25,000円!※1事業所あたり

訪問看護ステーションの開業を予定されている方で「業務用スマホと請求ソフトをまとめてお得に導入したい」とお考えの方は、『カイポケ訪問看護』の無料体験と『カイポケモバイル』のご利用を併せてご検討ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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