無料で十分なサービスを提供する会社があるのに、有料の資金確保サービスを使うのは無駄だと思います
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株式会社Make it better 神山様
千葉県佐倉市で訪問看護ステーションを経営している神山様は、カイポケ開業支援サービスを利用し2022年6月に開業をしました。開業に至る経緯や開業後の変化についてご紹介します。
言語聴覚士の仕事を知った衝撃から、訪看STを開業しました
開業の経緯について聞かせてください
元々は大学職員として、事務や営業をしていたのですが、ある機会があり、”言葉のリハビリ”というものを知り、衝撃を受けました。それがきっかけで、働きながら専門学校に通い、言語聴覚士の資格を取得しました。後に勤めた訪問看護ステーションでは、管理者として副所長を任せてもらいました。当時は代表にも良くしてもらっていたので、職員の報酬体系を決めたり、経営の話を聞けたりする機会があり、「もっとこうしたら利益が出そうだな」など自分なりに色々と思っていて。不満はあまりなかったですが、試行錯誤をする中で、中々会社って変えられないのだな、と。次第に「いずれは、自分で理想的な訪問看護ステーションをつくるために開業したい」と考えるようになりました。経験のため、違うステーションでも働かせてもらいましたが、自分が思い描く理想的なステーションは中々ない。僕の理想は、スタッフがほとんど事業所にいる必要がない事業所です。カイポケでは、パソコンやタブレットでICT化ができますし、チャットツールも組み合わせれば情報共有もできます。 皆が仕事に専念できる環境を作りたいという気持ちがありました。
一番不安だったのは、資金調達。資金がないとそもそも開業できないし 人も集められない
開業にあたって不安だった点はありますか?
法人設立、認可申請、資金調達の3つです。まず法人設立はやったことがないので、手立てがわかりません。認可申請も既に設立されているステーションで働いても経験できないことです。具体的な行政とのやり取りなど、手間がかかるとは聞いていたので、その部分のハードルは高かったです。そして、一番不安だったのは資金調達です。皆さん恐らくそうだと思うのですが、資金がないとそもそも開業できないですし人も集められないので一番不安でした。
そうした不安をどのように解決しようとされましたか?また相談先として重要視する点は何でしたか?
働いていた2つの事業所ではともにカイポケのソフトを使っており、開業支援サービスは法人代表が活用していました。当時の代表はサポートを受けながら上手く営業管理をしていて、それを見ていた自分もそういった支援を受けられれば、開業できるだろうなと思っていました。相談先として重視した点は、サポート体制、支援の内容と料金です。サポート体制については特に、カイポケで請求業務をするの時の電話対応が良かった。 前ステーションの例だと、事務員がコロコロ変わっていたのですが、人が変わった時もソフトにはすぐ慣れていました。そこをフォローするだけのサポート体制が充実していましたし、メールで問い合わせるとすぐ電話をくれるなど、とにかく対応が丁寧で早い。メール問い合わせの当日か翌日位には返事がきます。
資金確保のために使うサービスはどんなところと比較しましたか?カイポケの決め手は何でしたか?
いくつか確認してみましたが、基本的に他社の資金確保サービスは有料です。カイポケの場合、請求ソフトの導入を検討する事務所を増やすために開業支援をされていますよね。無料で十分なサービスを提供する会社があるのに、資金確保のために有料の会社を使うのは無駄だと思います。そういう会社を除外すると、ほぼカイポケしか残りませんでした。カイポケを使うとなると開業支援サービスも使った方が色々スムーズじゃないですか。僕の周りはカイポケを使っている事業所が多く、開業支援の実績も多い。経験上、請求ソフトとしてもカイポケが一番使いやすかったので、自然にカイポケの開業支援サービスに連絡しました。メールをしたらすぐに折り返し電話をくれて、開業までの段取りシートを用意してくれていました。相談しながらその計画に沿って開業準備ができてしまうので、そのままカイポケのサービスをにお願いしました。
実際にどんな開業支援のサービスを受けられましたか?
まずは事業計画を立てるため、開業支援サービスの担当者と電話をして今後のスケジュール調整を行います。何月にオープンしたいとお伝えしたら、それまでに必要な事を逆算し、ロードマップを作ってくださるのでそれに沿って手続きを進めるだけ。また、個人で法人を設立する場合も、開業支援の担当者がすぐ行政書士に取り繋いでくれます。
資金調達はカイポケの融資サービス担当者が入ってくれ、人員の計画など必要事項を送ると、それに沿って書類を作ってくれる。融資公庫に提出する事業計画についても、事前に「ここは修正した方が良い」など、電話で助言を受けられます。
計画書の書き方もポイントがあるようで、アドバイスをもらいながらその部分だけ自分で修正し、本面接を受け、融資を受けるという感じで簡単でした。開業支援を申し込んだら資金調達も無料でついてくるので他社のサービスは検討しませんでした。
認可申請の手続き代行依頼は、当初から依頼するかどうかを検討していました。専任担当者に相談したところ、「行政とやり取りする経験は今後も必要になる。そういった意味で、ご自身で行う方が勉強になりますよ」とアドバイスをもらい、僕も納得して自分で対応しました。基本的は専任担当者の方に相談しながら、ご提示頂いたことに沿って進めていくので、提示された選択肢の中から自分の希望を選んでいけば開業が実現します。
開業までのロードマップに沿って、こちらの状況を確認してくれます。初めはそもそもどんな質問をしたら良いかさえ分からないと思いますが、カイポケ側から適度に状況確認をして頂いて必要な手続きが進みました。
どこまで支援してもらえるかはプランで選べる。無料で最低限の事業計画と周りを支援するベーシックプランと、有料の競合調査などまでお任せするプラン。手厚いプランだと料金が高い、ベーシックだと無料。どのプランが良いかは相談に乗ってくださいます。かなり誠実な印象を受けました。
売上は、6月の開業から半年で300万円になりました
開業後の経営状況はどうですか?
売上は、6月に開業して半年で300万円になりました。元々計画通りには進まなかったのですが、今ようやく追いつき、今後は計画を追い越すかもしれません。
スタッフが徐々に安定してきたのと、自分も言語聴覚士として働けるため、数字の達成のため、自分である程度動くこともあります。一番嬉しいのはスタッフが安定してきてくれたことです。
上手くいった要因ですが、開業当初に資金調達した金額内で損益分岐を超えるように計画を立てた事です。初めはやはり上手くいかない事もありますが、今はほぼ事業計画通りの数字が達成できています。事業計画は、初めに開業支援の担当の方がヒアリングをしてくれ、かなり緻密に三期分を作ってくれます。それを売り上げ目標にすると、後は何をどれだけ頑張ればよいのかが分かる。素人にはほぼ確実に作れないものです。開業後は営業などの課題も出てくると思うのですが、営業支援のサービスもあると教えてもらいました。自身は管理者までやっていたので営業はできましたが、難しいと思う方も結構いらっしゃると思うので不安な方にはお勧めします。
大変だったことは、やはりスタッフの確保です。自分が想定していた通りにはいかず、離れていくスタッフもいる一方で、残ってくれるスタッフもいます。完全に安定するまであと少し時間はかかるかなとは思いますね。
今後の展望はありますか?
事業の計画を守りつつ、得られた利益で新しいスタッフを増やしたり投資に回したり、新しいステーションを増やしていきたいと思っています。損益分岐は超えたので、次は、居宅介護支援事業所の開業を目指しています。
僕は子供のリハビリも行っていて、カイポケの開業支援対象である、放課後デイサービスにも進出したいという想いもあります。最初に働いたステーションでは、居宅介護支援事務所を軌道に乗せた後に訪問看護ステーションを展開していました。一つの事業が軌道に乗ればその繋がりで上手くいくので、僕も「訪問看護が上手くいけば、他のサービスや事業所を」と考えてましたね。
訪問看護は自分で勉強した分だけ、自由な運営ができるようになると考えています。ですので、「自分で色々と出来るようになりたい」という向上心を持っているような
人、や独立を目指している人も新しく迎え入れられたら嬉しいです。