緊急時訪問看護加算の算定条件となる「緊急時訪問看護同意書」の記入例とテンプレート
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株式会社エス・エム・エス カイポケ訪問看護マガジン編集部
看護師や介護事業所の運営経験者、訪問看護の請求ソフトや電子カルテの導入支援経験者など、医療や介護、訪問看護の現場理解が深いメンバーが在籍。訪問看護ステーションの開業、経営、日々の看護業務に役立つ情報を発信します。
目次
1.緊急時訪問看護同意書とは
緊急時訪問看護加算との関係
重要事項説明書で、「緊急時に訪問看護を実施する」旨の記載があり、ご利用者がそのサービスの提供を希望する場合、緊急時の訪問に関しての説明とご利用者の同意を得る必要があります。なぜこのような手続きが必要かというと、訪問看護の介護報酬加算の一つである「緊急時訪問看護加算」で算定条件として定められているからです。算定条件を満たさなければ、緊急時に訪問看護を行っても残念ながら報酬を得られません。そのため、緊急時訪問看護同意書が必要となります。
そもそも同意が必要な理由
介護サービスについては重要事項説明書で、ご利用者およびその家族等の同意を得れば「介護サービスの提供等に関するご利用者の同意」という要件は満たされるように思います。
しかし、緊急時の訪問看護は一時的かつ緊急的であるため、通常の介護サービスとは明確に異なります。そのため、個別の同意が必要となります。
緊急時に対応可能ということは…
訪問看護事業所が、ご利用者の急変等にすぐに駆け付け対応するためには、24時間連絡できる体制が整わなければなりません。これは、緊急時訪問看護加算の取得時にも必須要件です。
2.緊急時訪問看護同意書の記入例
記入についてはさほど難しくありません。
法人名と事業所名そしてその代表者名を記入し、ご利用者がサービス利用に関する同意をする旨の記載を行い、ご利用者およびその家族等の署名押印をいただきます。ご本人が意思疎通困難な方、あるいは認知症等に伴う認知機能の低下により署名押印が難しい場合は、ご利用者へは口頭で同意を得たのち、ご家族の方に代筆してもらう対応も可能です。その場合は、代筆者の氏名とご本人から署名押印がいただけなかった理由を、下記の余白に記載してください。
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