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【2024年度報酬改定】改定率は診療+0.88%、介護+1.59%に決定。訪看の報酬改定は6月に実施方針

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【2024年度報酬改定】改定率は診療+0.88%、介護+1.59%に決定。訪看の報酬改定は6月に実施方針
株式会社エス・エム・エス カイポケ訪問看護マガジン編集部

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看護師や介護事業所の運営経験者、訪問看護の請求ソフトや電子カルテの導入支援経験者など、医療や介護、訪問看護の現場理解が深いメンバーが在籍。訪問看護ステーションの開業、経営、日々の看護業務に役立つ情報を発信します。

目次

2024年度の診療報酬・介護報酬の改定率はそれぞれ+0.88%、+1.59%と現行より引き上げられることが決まりました。

診療報酬は医療従事者の賃上げを行う目的で上乗せ

診療報酬については、12月20日の予算大臣折衝の結果、医療従事者の賃上げを目的に人件費等に充てる診療報酬の本体改定率を0.88%の上乗せすることが決定しました。

賃上げの対象となる職種は看護職員、病院薬剤師や40歳未満の勤務医など、幅広い医療関係職種です。

介護報酬は介護職員の処遇改善を目的に0.98%上乗せ

診療報酬と同日に介護報酬の予算大臣折衝も行われ、本体改定率を1.59%上乗せすることが決定しました。

本体上乗せ率の内訳は、介護職員の処遇改善分として0.98%、残りの0.61%は「賃上げ税制を活用しつつ、介護職員以外の処遇改善を実現できる水準」とされています。

*詳細はこちら

訪問看護の報酬改定は2024年6月に医療・介護同時実施となる予定

改定率の発表の直前に開かれていた12月18日の社保審・介護給付費分科会で、厚生労働省は2024年の介護報酬改定時期を発表し、医療と密接な関係にある訪問看護、訪問リハ、通所リハ、居宅療養管理指導の4サービスの介護報酬改定を2024年6月に施行する方針を示しました。

医療保険の診療報酬改定が同年6月に改定することが既に決定していたことから、介護報酬の改定時期がどう変わるのか発表が注目されていたものです。

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