訪問看護のファクタリングの手数料や利用手順とは?訪看で利用するメリット・デメリットも解説
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この記事は2026年10月時点の情報をもとに執筆しています
目次
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職員への賞与や、突発的な支出に対する支払いのタイミングで、「預金が足りない!」ということは起こり得ます。
そのような時に資金調達の方法を調べて、ファクタリングに興味を持った方は、「ファクタリングはどうやって利用するの?」や「ファクタリングにはデメリットはあるの?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、訪問看護ステーションの経営者・管理者の皆様に向けて、ファクタリングの手数料や利用手順、メリット・デメリットなどについて解説していきます。
訪問看護のファクタリングとは?
ファクタリング(早期入金)とは、請求した介護報酬や診療報酬に関する債権を譲渡して現金・預金を調達する方法です。
通常、国保連(国民健康保険団体連合会)やDX審査支払機構(医療情報基盤・診療報酬審査支払機構、旧:社会保険診療報酬支払基金)に介護報酬や診療報酬を請求してから入金されるまでは、以下の図のようにおよそ2カ月かかります。
一方、ファクタリングを利用することで、通常より1.5カ月早く介護報酬や診療報酬の受け取りが可能になります。
ファクタリングの仕組みとは?
ファクタリングの仕組みは、訪問看護事業者がファクタリングサービスを提供する会社に債権を譲渡し、手数料を支払うことで、早期の資金化を可能としています。それでは、ファクタリングの仕組みを詳しく見ていきましょう。
【介護報酬・診療報酬のファクタリング(早期入金)の流れ】
ファクタリングサービス提供会社と訪問看護ステーションの間で債権譲渡契約を結ぶ。
訪問看護ステーションが国保連・DX審査支払機構に請求を行う。
ファクタリングサービス提供会社から訪問看護ステーションに、手数料を差し引いた国保連・DX審査支払機構への請求額の7〜9割が支払われる。
国保連・DX審査支払機構からファクタリングサービス提供会社に介護報酬・診療報酬が支払われる。
ファクタリングサービス提供会社から訪問看護ステーションに残金が支払われる。
ファクタリングのメリットとは?
訪問看護ステーションがファクタリングを利用するメリットは、以下のようになります。
資金を確保するまでのスピードが早い
準備しなくてはいけない書類が少ない
返済期日がない
資金を確保するまでのスピードが早い
ファクタリングは、申し込みをしてから資金を確保するまでのスピードが、他の資金調達手段と比べると早いです。
ファクタリングサービス提供会社に相談してから実際に入金されるまでの期間はおおよそ2週間となっています。一方、金融機関における融資はおおよそ1〜2カ月の期間となっています。
準備しなくてはいけない書類が少ない
ファクタリングは、融資と比べて、審査を受けるための準備が少ないこともメリットとして挙げられます。
金融機関で融資を受ける際には、
担保や保証人
事業計画書
などを準備する必要があります。
一方、ファクタリングでは、担保や保証人、事業計画書などが不要となっているケースが多いようです。
返済期日がない
ファクタリングは、融資と違って返済期日がないため、返済のスケジュールを気にすることなく、資金を運用することができます。
ファクタリングのデメリットとは?
反対に、ファクタリングには以下のようなデメリットがあります。
手数料がかかる
調達できる金額は介護報酬・診療報酬請求額の範囲内
手数料がかかる
ファクタリングは、早期入金された金額に対して手数料が発生します。
そのため、受け取る介護報酬・診療報酬の金額が、手数料の金額分だけ少なくなってしまうというデメリットがあります。
調達できる金額は介護報酬・診療報酬請求額の範囲内
ファクタリングによって調達できる金額は、ご自身の事業所の介護報酬・診療報酬請求額の範囲内となっていることが一般的です。
例えば、早期入金割合が80%のサービスを利用する際に調達できる金額は、
月次請求額が350万円の場合・・・280万円
月次請求額が150万円の場合・・・120万円
となります。
実際に計算してみて、ファクタリングでの資金調達では足りないという場合は、別の資金調達方法を検討しましょう。
■無料ダウンロード: 【開業の基礎知識】訪問看護ステーションの利用者獲得・営業のポイントガイド
ファクタリングを利用するタイミングとは?
ファクタリングを利用するタイミングは、以下のような場合が多いようです。
開業直後など運転資金が少ない時
突発的な支出があり、資金が不足する時
訪問看護のファクタリングにかかる手数料とは?
ファクタリングは、早期入金部分に対して手数料が発生します。ファクタリングの手数料の相場は、『0.8%〜2%』ほどとなっています。
そのほか、事務手数料や途中解約による解約金が必要な場合もあります。
ファクタリングにかかる手数料の計算例
国保連への請求額が350万円、早期入金割合が70%、手数料が2%の場合、
350万円×70%=245万円
245万円×2%=4万9,000円
となり、手数料はひと月あたり4万9,000円となります。
■無料ダウンロード: 訪問看護サービス料金表
訪問看護でファクタリングを利用する手順とは?
ファクタリングサービスの利用を開始するためには、以下の3つの手順を踏みます。
ファクタリングサービス提供会社に相談・問い合わせをする。
必要書類を提出し、審査を受ける。
審査に通過後、契約書などの申込書類を送付する。
訪問看護でファクタリングサービスを選ぶ際の注意点とは?
ファクタリングサービスを選ぶ時に注意するポイントは以下のようになっています。事前にしっかりとリサーチして、希望する条件を満たすサービスを選びましょう。
【ファクタリングサービスを比較するときの注意点】
ファクタリングの手数料(率)
審査・事務手数料
契約期間、途中解約の可否、解約金
入金日
審査の通過率
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まとめ
ここまで、訪問看護のファクタリングについて詳しく説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ファクタリングは、金融機関の融資に比べると、スピーディーに資金調達が行えることが大きなメリットとなっています。ファクタリングと融資のメリット・デメリットをしっかり理解した上で、資金調達方法を検討しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
株式会社エス・エム・エス カイポケ訪問看護マガジン編集部
看護師や介護事業所の運営経験者、訪問看護の請求ソフトや電子カルテの導入支援経験者など、医療や介護、訪問看護の現場理解が深いメンバーが在籍。訪問看護ステーションの開業、経営、日々の看護業務に役立つ情報を発信します。
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