【調査レポート】467名のケアマネ調査から読み解く、訪問看護とケアマネの情報連携
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株式会社エス・エム・エス カイポケ訪問看護マガジン編集部
看護師や介護事業所の運営経験者、訪問看護の請求ソフトや電子カルテの導入支援経験者など、医療や介護、訪問看護の現場理解が深いメンバーが在籍。訪問看護ステーションの開業、経営、日々の看護業務に役立つ情報を発信します。
目次
2026年1月、株式会社エス・エム・エス(以下、弊社)は、ケアマネジャー467名を対象に実施した「ケアマネジャーの業務実態に関する調査」の結果を公開しました。
訪問看護ステーションにとって、ケアマネジャーは最も密接に関わるパートナーです。しかし、今回の調査では、ケアマネジャーが「事務作業」と「サービス事業所との連携」に忙殺され、本来の業務である「利用者との対話」が困難になっている実態が浮き彫りになりました。
本記事では、調査結果から浮き彫りになったケアマネジャーの業務課題を整理し、訪問看護ステーションが、居宅介護支援事業所と協力して情報連携を効率化するためのポイントを解説します。
事務作業と「情報連携のハブ」としての負担
調査によると、ケアマネジャーの多くが本来の業務であるケアマネジメント以外の事務作業に多大な時間を費やしていることが分かりました。
ケアマネジャーは法定業務である膨大な書類作成に加え、関係者の「ハブ」として、利用者、家族、そして訪問看護をはじめとする各サービス事業所との間で、絶え間ない調整業務を担っています。
(画像引用:株式会社エス・エム・エスのプレスリリースより。以下、同様)
サービス事業所との連携に消える「週5時間」の壁
特に注目すべきは、訪問看護ステーションなどのサービス事業所との連携に費やされる時間の長さです。
在宅介護領域を担当するケアマネジャーのうち、約4割がサービス事業所との情報連携に「1週間あたり5時間以上」を費やしていることが判明しました。これは1日あたり1時間以上に相当し、多忙なケアマネジャーの業務を圧迫しています。
背景には、連絡手段のミスマッチがあります。サービス事業所との日常的な連絡手段は、現在も「電話(95.3%)」、「FAX(79.7%)」といった従来の手段が主流であり、アナログな環境が非効率を生んでいます。
8割が感じる課題「リアルタイムに伝わらない」
アナログな連携環境により、ケアマネジャーの約8割が「サービス事業所との情報連携に課題を感じている」と回答しています。
具体的な課題として最も多かったのは、「担当者の不在などで情報がリアルタイムに伝わらない(64.5%)」でした。
・「電話をかけても訪問中で繋がらない」
・「FAXを送ったが、確認されたか分からず再送・電話をする」
このような待ち時間や二度手間が積み重なり、結果として多職種連携の課題となっているのが現状です。
この結果は、チャット等、相手の状態によらず情報共有ができる手段が期待されていることを示唆しています。
効率化の先に求めるのは「利用者との対話」
ケアマネジャーが業務効率化を切望しているのは、単に作業を楽にするためではありません。調査では、効率化によって実現したいこととして「労働環境の改善」と並び、「利用者・家族と向き合う時間の確保」が上位に挙がっています。
質の高いケアプラン作成には、数値や書類だけではない、利用者との深い対話が不可欠です。しかし、現状はサービス事業所との「リアルタイムに繋がらない連絡」にその貴重な時間が奪われてしまっています。
ケアマネジャーとのやり取りを効率化するなら『カイポケ訪問看護』
調査結果から見えるケアマネジャーの課題ですが、訪問看護ステーションでも同じように課題に感じている方は多いのではないでしょうか?
ICTを活用し、事務連絡のコストを最小化することは、ケアマネジャーだけでなく、訪問看護ステーションの「専門業務に集中できる余白」を作ることに通じます。
弊社の提供する訪問看護の電子カルテ・請求ソフトの『カイポケ訪問看護』は、こうした連携課題を解消するための機能を備えています。
カイポケで提供票のデータを送受信できる
居宅介護支援事業所と訪問看護ステーションが提供票のデータを送受信することができます。居宅介護支援事業所は予定の送信と実績の受信、訪問看護ステーションは予定の受信と実績の送信が可能です。
請求業務の効率化とコスト削減
カイポケデータ連携を使うことで、請求期間にFAXや郵送で提供票をやり取りし、紙を見ながら予定と実績を登録する作業は不要になります。
人件費の削減、紙代、印刷代、FAX代など、様々なコスト削減効果が期待できます。
追加費用0円で利用可能
カイポケデータ連携はカイポケの基本料金に含まれているため、データの送受信件数を問わず追加費用は発生しません。
ICT化を起点に、ケアマネジャーが本来やりたかった「利用者と向き合う時間」を共に創出する姿勢こそが、これからの訪問看護ステーションに求められています。
ケアプランデータ連携システムに対応の電子カルテ・請求ソフトなら「カイポケ訪問看護」
カイポケ訪問看護は、ケアプランデータ連携システム ベンダ試験(V4対応版)に対応しているクラウド型の電子カルテ・請求ソフトです。
ケアプランデータ連携システムに対応した電子カルテ・請求ソフトをお探しの方は、ぜひ資料を請求していただき、機能や料金プラン、活用事例をご覧ください。
※福祉用具貸与のデータは2026年3月末までに対応完了予定となっております。
>>「カイポケ訪問看護」の資料請求を行うまとめ
今回の調査で浮き彫りになったのは、多くのケアマネジャーが他のサービス事業所との情報連携に課題を感じているという事実です。
この課題を訪問看護ステーション側が認識し、リアルタイムに伝わらない状況を協力して改善することは、単なる効率化にとどまらず強い信頼関係を築く鍵になると言えるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
調査結果の詳細
調査結果の詳細は、以下のニュースリリースよりご確認いただけます。
ケアマネジャー467名調査で見えた現場の実態、“事務作業・情報連携”に追われる毎日。日常的な連絡手段は現在も電話・FAXが主流、多職種間の情報連携に8割が課題~質の高いケア実現のため、業務効率化の先に求めているものは労働環境の改善と利用者との対話~ | 株式会社エス・エム・エス
【調査概要】
・実施期間:2025年9月17日(水)~2025年9月26日(金)
・調査対象:当社サービス(カイポケ・ケアマネドットコム)を利用する在宅介護領域ケアマネジャー
・回答総数:467名
・調査方法:Webを使用したアンケート
